経営理念

○理念

大量生産、大量消費、大量破棄がもたらした環境問題という「負の遺産」を抱え込むことになったのが、20世紀の経済だったとすると、 21世紀は、浪費と無駄だらけの経済の仕組みと決別し、新しい経済社会をつくっていくことが課題となるに違いありません。それが、何によって可能になるの かというと、インターネットを中心としたIT(情報技術)こそが、その役割の重要な部分を担うと考えられています。 そのとき大切なのは情報の質です。世界中の機関、世界中の企業、そして個人を簡単に超高速でつなぐ道、 いわゆるW.W.W.上を行き来する情報の内容そのものが問われることになるのです。極端な話、ゴミを走らせても仕方がないと言うことです。情報処理の世 界には、昔から「GIGO(ガイゴー)」という言葉があります。 これは、「Garbage in , Garbage out(ガーベージ・イン、ガーベージ・アウト)」の略語で「屑を入れれば、屑が出てくる」という意味になります。つまり、ろくでもないデータをいれれ ば、ろくでもない結果しか出てこないという戒めの意味で使われています。当社の欧文表記は、circulation(循環)と言う単語の頭文字のc、情報 の循環を意識した社名です。一般的に情報とは、 私たちの「判断・行動に役に立つしらせ」と理解できます。情報が「しらせ」なら伝達されなければ意味がなく、伝達なしには情報というものはあり得ないとい うことができます。情報は循環すればするほど、多くの人々が使えば使うほど価値が高まるものと考えます。社会を循環する情報を水道の水にたとえると、 当社は、浄水場の機能をもって情報化社会に貢献したいと考えています。当社のソリューション、製品、あるいは事業体そのものを「c-ビジネス」として世に 問い、 それは、いわゆる「e-ビジネス」の成功を実現するためには不可欠な工程と位置づけています。 そのために、当社の事業体そのものが社会にとって有益な機能になるよう組織し(資源の共有化)、 社会全体の情報の循環(情報の共有化)を促進しうるサービスを提供することを目指しています。

○コア・コンピタンスとミッションクリテカル

貴方の会社が情報として色は正確に伝えたい。モノの質感を表して伝えたいと望まれるとき、当社の技術がお役に立つと確信しています。 更に臨場感をも表現できるのです。これは、「V.c」の核となる情報アーカイブで、ビジネスの目的に合った色管理情報を提供します。 この技術こそ当社のコア・コンピタンスです。 色がビットに変換され、そのビットを、色のもととなった被写体(現象、事象、事物、実物)の色との調整をし、 合致させ、それをコード化する技術です。また、当然ですが、意図した仮想の色指定にも対応して、合致させます。そのコード化されるデータは、事前に契約を 結ぶことによって、その品質の保証もできます。また、当社のミッションクリテカルは、信頼できる画像デジタル化の技術と正確な色判断技術の分野と認識し、 それに特化します。

○目指すビジネス組織・リンクソーシングリンクソーシングは当社も含めた、個人や企業が保有する、個々の強みである能力をまとめる、「e-ビジネス」戦略を、確立することを目指しています。

「e-ビジネス」戦略の鍵は、価値提供の連鎖の構築です。価値提供の連鎖とは、価値の創造、価値の獲得、価値の持続のために、必要な能力とリソース(会社や個人の資源)を利用して、 鍵を握る利害関係者(ステークホルダー)が求めるものを提供する仕組みを築くことです。

「V.c」は、提供する価値そのものと言うこともできるのです。